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2011-03-31-Thu-12:16

【 ドラマ映画 】 『ザ・ファイター』★★★★

「なぜ彼はまた痩せこけてるの?」
「役になりきるためさ」
「どうして褒めて貰えないの?頑張ってるのに!」
「今はまだ時代が違う。彼は天才ではない。
努力を惜しまず、決して妥協しない、常に自分を客観的に見つめる挑戦者―――



役者馬鹿だ」


というわけで、『ザ・ファイター』を観ました。

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骨と皮だけになったりガチムチになったりを繰り返す役者魂を見せ付けても差ほど評価されていないような気がするクリスチャン・ベイル。(そんなことないのかも知れませんが)可哀想で仕方がありません。今度も、髪と歯も抜いて変な訛りをマスターしたりと頑張りました。気迫に満ちた素晴らしい演技でしたよ!
そしたら、ようやくアカデミー助演男優賞を獲りましたね、おめでとうございます!でも一番の勝因は「演じたのが実在の人物だから」だったりするんじゃないかなーなんて思うと(勝手な思い込みですが、ほら、選考員の人って、実話と障害者とゲイとジョージ・クルーニーが大好きじゃないですか)可哀想で仕方がありません。今後も彼の熱演には注目していきましょう。でも肉体改造にこだわりすぎて体を壊さないように気を付けて欲しいですね。けっこう本気で心配です。

マーク・ウォールバーグがベイルさんより7歳年下の役なんですが、実年齢はベイルさんより3歳年上なんです。母親役のメリッサ・レオなんかも彼と11しか違わないそうで、ビックリですね。役者さんの熱演が成す技であったことは間違いありませんが、マーク・ウォールバーグの童顔もすごいです。

さて、『ザ・ファイター』のストーリーですが、なかなか勝ち上がれないボクサーと、それを支える破天荒な家族を描いています。ミッキー・ウォードという実在のボクサーのお話です。とても意外だったのは、「スポーツ映画」ではなかったということです。ミッキー、元天才ボクサーで薬中の兄・ディッキー、支配欲の強い母とヤジウマ妹たち、恋人のシャーリーンそれぞれの愛情と絆を描いたドラマになっていました。

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ミッキーは重いパンチと強靱なスタミナのあるボクサーのようですが、家族に振り回されてチャンスを掴めずにいました。でもミッキーもミッキーで、家族にべったりというか、自己主張のできない人。母には過保護に育てられて逆らえないし、かつてシュガー・レイをダウンさせたことが自慢の兄はミッキーにとってヒーローなんです。ディッキーも弟を愛し、ボクシングの才能を評価して支えるよう努めてはいるのですが、ラリラリになってる時間が多すぎちゃって。
そんなところに現れたのがミッキーの恋人となるシャーリーン。彼女も彼女なりにミッキーを思った行動に出ます。ミッキーがシャーリーンの言うことをオウム返しみたいに言って、ようやく家族にはっきり反抗するのは笑っちゃいましたね。

みんなミッキーのことは大事に思ってはいるけれど、その外の障壁や葛藤があったり、自分ばかりが可愛かったりで、真っ直ぐなサポートができない。そんな風に思えました。そんな彼らが、ミッキーのためにも、家族単位で考えても、何をするべきかに気付く後半がすごく、良かったですねえ。(あ、全編通して演技やユーモアで存分に楽しませてくれますよ)
煩わしくて、面倒くさくて、なんだかんだ言っても、そこに居る。家族って感じします。変な人たちですよ。でも、温もりがあるんですよね。これが、家族の形をつなぎ止める一番の粘着材ですよ。言い方がアレですか。いや、一方で暑苦しいものでもありますからね。

僕の家庭はこの1年ですっかり崩壊してバラバラになっちゃいました。喧騒の狭間にどっち付かずで立つうちに、自分が嫌われ者になっていくのが分かるんですけれど、それでも最後まで諦めちゃいけないなあと、何でそんなに拘ったのかしらっていうくらいしがみ付いていましたね、家族の形に。今でも気に掛かるのは変わりません、少なくとも僕は。自分のことで目一杯な時に面倒を掛けられても、それは別腹…ならぬ別手間ですか?そんな感じです。まったくおかしなものです。振り回されるのが分かっていて、振り切れない。んんん。時々、薄情者に生まれたらどんなに楽だったろうかと思うことがありますよ。でも、どうしようもないんですよねえ。

ミッキーの家族が気付いたもの、守ったもの。一方我が家ではベストを尽くせたのか。あのへんが分岐点でしたよね。

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ヘッド!ボディ!ヘッド!ボディ!

新生活なんかぶちのめせ!やってやれ!

では、しばしの別れです。またお目に掛かりましょう。
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2011-03-29-Tue-15:13

【 ホラー/オカルト映画 】 『最恐絶頂計画』★★

とてもへんな映画を観ました。『最恐絶頂計画』といいます。
タイトルはパロディ映画『絶叫計画』シリーズっぽいですが、全く無関係のB級ホラーコメディ(原題は『SHOCK-O-RAMA』)です。

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このパッケージの金髪娘は本編に出てこなかったと思います。ちなみに本編の主役の女の子はポッチャリ体型ですが凄く可愛いです。釣りパッケージをわざわざ制作する意義はあったのでしょうか。金髪の彼女、訳の分からない仕事を貰ってちょっと困ったりしたのではないでしょうか。

さて、あおり文句にある「3つの恐怖が交錯する」。本編を観た限りでは、

【1】エイリアン
【2】ゾンビ
【3】マッドサイエンティスト


を指しているものと思われます。
面白そうじゃありませんか。でもそんなことないんです。

物語は、B級エログロホラーばっかり作ってる会社の看板女優さん(ヒロイン)がブチギレるところから始まります。

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「S・キングなんて過大評価された三流作家じゃん。でも私の出てるホラーよりマシ。だって服を着てるシーンがほとんど無いのよ私。洋服アレルギーみたいバカみたい私この会社とはもう係わらないから。死ね!」

ちなみにこの映画、【ヘア無修正版】という卑猥な響きが居間での鑑賞を躊躇させるバージョンになっているわけですが、さほどエロを売りにしているわけでもなく、上の入浴シーンでちょっとおケケが映っちゃう程度のものなんですね。なので居間で観ても問題ありませんでした。

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「どうしよっか。代わりにとりあえず脱ぎたがりでオッパイでかい女優を探しとこうか」とプロデューサー達。
いろんな女優の資料を漁ってみるものの、一番マシだったのは間違って紛れていたジュリア・ロバーツの写真。ギャラだけで30億円ふんだくられる上に、絶叫ヒロインよりモンスター向きの強烈な顔面なので却下となりました。
知り合いのダメ監督が撮影した、配給会社が決まらず公開できていない映画に「良いオッパイしてる女優が出ている」と聞いた彼らは、さっそくビデオを入手して鑑賞会を開きますが…。

【注意】以下、終盤までザックリあらすじ解説しちゃってます。百聞は一見にしかずとは言いますが、まっさらな状態でご覧になりたい人はお読みにならない方がいいかもしれません。迷っている方は予防接種と思ってお読みになるのも一つかも知れません。あ、この映画そんなに面白くないです。
2011-03-27-Sun-01:30

【 SF映画 】 『パンドラム』★★

pandrum01.jpg

まあ怖い!意味深!いいポスターですねえ!
ポール・W・S・アンダーソン製作のSFスリラー『パンドラム』を観ました。

ポール・W・S・アンダーソンといえば、『バイオハザード』シリーズで知られる監督さんで、ポール・トーマス・アンダーソンという秀才気取りの賞荒らし監督と対比されて、「ダメな方のポール・アンダーソン」だなんて言われている可哀想な人ですね。
何をもって「ダメ」なんでしょう、いつまでも大人になれない感じがでしょうか。
例えばほら、『デス・レース』のリメイクなんか素敵じゃないですか。安っぽくて壊れてるオリジナル版を手堅いアクションの佳作に…これは善し悪しというか好みというかですけれども。その、実写の重厚感にこだわっていたりですね。ええ、それだけなんですけれどもね。大好きなんです。

僕も、くぼたっていう名字が近所にちらほらあるものですから、小さい頃は不本意な呼ばれ方をされたりすることが少なからずあって、辛かったですね。「変な方のくぼた君」とか「傾いてる方のくぼた君」とか「じゃない方」とか。ですから、実はできる子のポール君のこと、今後は「ポール“B級職人”アンダーソン」と呼んであげましょうよ!

そんな彼のお仕事の中でも特に光るB級映画があってですね、『イベント・ホライズン』というSFスリラーなんですが、これがそこそこに怖いんですよ。強がりました。怖かったんです!宇宙の彼方の宇宙船のお話なんですけれど、ひたすら不気味で禍々しくて、最後にはB級の愛嬌みたいなものがヒョッコリ顔を出しちゃうのですけれども、それも含めてインパクト十分な傑作だったように記憶しています。

さて、前振りが長くなりましたが、今回観ました『パンドラム』は、そのB級職人がプロデュースした<宇宙船を舞台にしたSFスリラー>ということで、どうしても『イベント・ホライズン』の再来を期待してしまうわけです。ところが、だいぶ毛色が違って肩透かし食らう格好になってしまいました。全然ノレなかったんです。でもポール君は悪くないです!製作なんだから、もしアレな時は新鋭監督と脚本家のせいにしちゃいましょうよ、スピルバーグみたいに!

何が期待とずれていたか。と言いますと、SFっぽくなかったんです。まず思ったのは、ニール・マーシャル(『ディセント』『ドゥームズデイ』)が撮りそうだなー、っていうこと。あんまりメカメカ無菌無菌してなかった印象…とかいう曖昧な違和感ではなくて…




ムキムキの食人族に追いかけられる映画ですからね。
「本当は怖い宇宙の神秘」的なゾクゾクなんか得られそうにありません!

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【食人族の人(うろ覚え)▲】

それと、物足りなかったのはハッタリが効いていないところ。例えば、記憶喪失の不安感なんかは簡単に処理されちゃって、そんなんで良いのー?って思いましたね。
「僕は何でここにいるんでしょう、わかんないですけれど、メカニックの知識は飛んでないようなので船を修理してきますね!」
「よく訓練されてるな君は!わはは!」
って。
それと、「パンドラム」って、「ノイローゼ」をSFっぽい造語にしてみたよ!ってところなのかしら。わざわざタイトルにしてるのに曖昧でわかりにくい病気でしたね。

でもポスターとか好きだなあ!
2011-03-21-Mon-20:48

【 ドラマ映画 】 『ミラーズ・クロッシング』★★★★

コーエン兄弟の『ミラーズ・クロッシング』を観ました。
お兄さんのジョエルが映像を、弟のイーサンが演技を、兄弟で分担して演出して。脚本も2人で書いて。すっごく仲が良いんでしょうね。それで面白いもの作るんですから、最高ですね!

義理人情と裏切り渦巻くギャング映画です。
【暗い】【ハード】【どろどろ】【怖い】をイメージしてしまうジャンルですけれど、この映画はちょっとコメディっぽくて、そういう意味でも面白かったです。
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あははは、銃撃戦で冷静に無双しちゃう爺さん格好いいよー!
『許されざる者』もそんな場面ありましたよね。好きなんです、強い爺さんが。

ゲラゲラ笑うようなものは多くありませんが、頬の緩むユーモアが満載なんです。コーエン兄弟の作家性(彼らの作品群の半分も観ていない僕が「これこそコーエン節である!」とか言うのは非常にアレな感じなのですが、とても独特の雰囲気を醸す作風であった事は確かです)というものが大いに表れていたのではないかと思います。

また、主人公のトム(ガブリエル・バーン)の裏のある複雑な人物像はたいへんに魅力的で、ドラマ面に深みを与えています。トムは親友であるレオ(アルバート・フィニー)を中心に絡んだ複雑な人間関係の中を、機転を利かせて立ち回っていくのですが…
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「いい加減めんどくさいよ!俺ひとりでもやっていけるのに、
なんでこうウンコタレのケツ拭いて回ってばっかりいるのよ!ねー!」


そんな風に思っても当然ですね。中間管理職は大変です。
この物語は“脱却”を描いているのではないかしら、と僕は受け取りました。
今までの自分を脱ぎ捨てて、これまで居た環境から抜け出して、得るものもあれば、失うものも少なからずありますよね。八方塞がりの状況からのハッピーエンドなんて、そうそう無いですよ。
本作のトムの場合は、失ったものの方が大きいのではないでしょうか。
でも、僕はラストシーンに安堵しました。ほんと、振り回されるのは嫌ですよ!こっちにいい顔するとあっちに恨まれて、怖い怖い。ニューテキサスには短気な大人が多くて困りますよ。もっと謙虚に生きてみないかい?だめかい!ならば死ね、ねー!
2011-03-19-Sat-13:22

【 創作 】 蔵出し字コンテ『ラストスペースカウボーイ』

お蔵入りになった漫画の字コンテを晒してしまおうと思いますパート2。
タイトルは、『ラストスペースカウボーイ』といいます。

本作が生まれるきっかけというか何というか。
中学の頃の総合的な学習の時間(ゆとり教育が産み落とした空虚な科目)だったと思います。そこで確か、偉人についてのレポートみたいなものを書かされたんです。僕はSF作家のウェルズについて調べたんですが、そんなに文字数が稼げなくて、あることないこと書きました。“ウェルズ未完の遺産たち”と題してデッチ上げSFのあらすじを紹介したりとか。ひどいものです。そんなレポートにちょっと味付けしたのが本作です。2010年執筆、政権交代を嘆いていたりします。

僕はこれ、大勢が一緒に「いやったあああバンザーイ!」となる場面を描きたくて、それだけを目標に書きました。『インデペンデンス・デイ』の、大統領のミサイルが命中して司令室がウオオオオー!って沸く場面が大好きなんですよ。あんなのをやりたかったんです。あれ、2発目っていうのがニクイですよねえ。

さて、以下が本編になります。少しでも良い暇つぶしになれば幸いです。

【▼本編に出てくるおばかさんのイメージ】
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