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2011-07-31-Sun-13:08

【 SF映画 】 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』★☆

久しぶりに3D映画を観ました。『トランスフォーマー』シリーズの第3作目にして完結編の『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』です。

Transformer3-01.jpg


この映画の良いところを紹介していこうと思います。

<1> 1と2を観てなくても大丈夫!

とても単純なお話なので、復習する必要はありません。復習しようとすると5時間くらい掛かりますからね、このシリーズ無駄に上映時間長くて疲れますから、そういった部分では助かります。いくつか情報を入れておいて観れば尚楽しめるかも知れません。
というわけで、いくつか。

『トランスフォーマー3』観る前に知っておきたい3つの事

(a) ロボットは宇宙人です。
日本製じゃないし、生き物なんです。どうやって子孫を残すの?とか気になりますね。『カーズ』なんかもそんな気持ち悪さがあってなんかアレだったんですよね。…あ、これ映画の冒頭でサラッと説明されるから大丈夫でした。すみません余計な事でした。でもせっかくなので残しておきます。ちなみに、地球に優しいのがオートボットというロボットで、侵略者がディセプティコンというロボットです。悪いやつは目が赤くてダミ声なので、区別しやすいです。大丈夫です。

(b) 色んな人が出てきますが。
サム・ウィトウィッキーという天パの男の子が主役です。ロボットが地球に来てからモテ期が来ています。あと馴れ馴れしく登場する人の大半は、サムと一緒に過去にロボット戦争に巻き込まれた人たちです。そのくらいの認識でいいんじゃないかと思います。大丈夫です。

(c) 黄色いロボットはバカじゃありません。
たどたどしく喋ってて、名前もバンブルビ!っておバカな感じですが、声帯が壊れちゃってラジオ音声から言葉を抽出して喋ってるので、頭が足りないとかではないのです。大丈夫です。でも頭は良くなさそうです。得意技はおしっこです。スポーツカーに擬態してサムのアッシー君をやっています。

<2> ギャグ控え目(シリーズ比)だから大丈夫!

僕はこのシリーズのスベってるにも関わらず押し付けがましいギャグがとても苦手で、特にサムのお母さん(鳩山みゆきに似てませんか)のラリった表情と唐突な下ネタは寒気がするほどでして。今作はお母さんがいつ登場するんだろうとビクビク身構えて観ましたよ。登場するや、やっぱりあの顔・すぐ下ネタでしたけど、登場場面がだいぶ少なくなっていていくらかマシでした。あと、マイケル・ベイ監督は「男が2人トイレでもみ合ってるところに人が入ってきてゲイと勘違いされる」っていうネタ使い回しますねー。

<3> 君のせいじゃないから大丈夫!

ストーリーはたいへん単純なはずなのですが、「今のはどういうことだろう」「あれはおかしいと思う」と飲み込めないところが少なからずあると思うんです。でも大丈夫です。マイケル・ベイの映画ですから、自分の理解力に落ち度を感じて落ち込む必要はありません。大丈夫です。マイケル・ベイに児童向け絵本を読ませてもきっと「えっ何?」ってなります。女性が登場するや事細かにその容姿のグラマラスさを語り始めたり、読み飛ばしたり読み返したり、アドリブ入れてスベったり、叫ぶような大声で聞き取りづらかったり。そういうものだと思って、ガタガタのグダグダでも、少しでも気持ち良くご覧頂いた方が得です。

<4> 観なくても大丈夫!

他の娯楽に時間を当てても支障はないと思います。大丈夫です。ごめんなさい僕はこのシリーズダメみたいです。今作後半のストーリーテリングと編集の酷さはシリーズで抜きん出ているように思えました。面白くなりそうだったのに残念。

では、またお目に掛かりましょう。
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2011-07-24-Sun-11:43

【 サスペンス/スリラー映画 】 『23年の沈黙』★★★

子供達は夏休みに入った頃でしょうか。ちゃんと親御さんに行き先を告げて遊びにいくんですよ。変な人が寄ってきたら大声を出して逃げましょうね。

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【豆知識】アニヲタはロリコンの温床ですよ。弟がアニメにハマってから急速に染まっていく様を目の当たりにしているので間違いないです。その変化の禍々しさたるや『ザ・フライ』よりキモイですよ。

というわけでロリコンが悶々とするドイツ産ミステリ映画『23年の沈黙』を観ました。

Das_letzte_Schweigen_01.jpg

1986年の夏に起きた悲劇――少女が失踪し、変わり果てた姿で発見された事件。未解決のまま23年が経ち、瓜二つの失踪事件が起こります。同一犯なのか?この犯行に隠された意味とは?捜査が難航する一方、23年前の事件を知るロリコンがウジウジウジ…というお話。あれっ、最後の一文要らない?

事件はミステリアスで惹き付けられますが、その謎解きで魅せるというものではありませんでした。事件を背景に、孤独に蝕まれる人々の姿を綴ることに重きを置いたストーリーになっていて、それぞれが如何にして孤独を押し殺して生きていこうとしているのかが描かれていました(でも思ったほど深入りしなくてモヤモヤしちゃったんですけど)。しかしやはり、孤独に押し負かされてしまう人も出てくるんですね。ていうか良くて「苦しい戦いは今もなお続く」なんです。誰も孤独に勝てない。誰か1人でも、きっかけを得るだけでもいいから、平穏を見出すことができればいいのに…って思いましたねー僕は。かわいそうです。

ドイツでベストセラーになったミステリ小説が原作らしいですが、まさにそう、ミステリ小説を読んでいるような感触ですね。上品で濃厚で…地味な事件という感じが(褒めてますよ)。昨年公開の『瞳の奥の秘密』みたいな雰囲気、って言えば分かりますかしら。あれ、面白い映画でしたねー。
また、控え目ながら緊張感を保たせる音楽と、画作り(ポスターもそうですが真上からのショットがたいへん綺麗です)が素晴らしかったです。

しかしなんで23年だったんでしょうか。23には意味があるんでしょうか。ううーん。
232323…ってあんまり悩むとジム・キャリーになっちゃうのでやめときましょう。

余談ですが、ミステリ小説といえばですね、僕はトマス・H・クックという作家の作品が大好きでして。本作に似た構図で基本は悲劇なんですが、ちょっとしたところで温かみのあるドラマがあったりして、グッときちゃうんですね。物語の組み立ても、時間軸を面白くいじくっていたりして。『緋色の迷宮』『心の砕ける音』は特にお薦めですよ。

緋色の迷宮 (文春文庫)緋色の迷宮 (文春文庫)
(2006/09)
トマス・H. クック

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心の砕ける音 (文春文庫)心の砕ける音 (文春文庫)
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では、またお目に掛かりましょう。
2011-07-18-Mon-01:21

【 ロマンス映画 】 『恋愛戯曲 私と恋におちてください。』★☆

えっと、このブログでは初の邦画でしょうか。あと、初のロマンス映画でもあります。
深田恭子&椎名桔平主演の『恋愛戯曲 私と恋におちてください。』を観ました。

rennai-gikyoku01.jpg

スランプ中のドラマ脚本家(深田恭子)と、何とか〆切までに脚本を完成させてもらいたいプロデューサー(椎名桔平)のお話です。僕自身、漫画を描いたりお話を考えたりするのが好きなものですから、創作の裏側と言いますか、創作をやっている人にスポットが当たった作品はたいへん気になります。『リトル・ランボーズ』『エド・ウッド』『シモーヌ』とか大好きなんです。『シモーヌ』はSFファンタジーな感じでしたけど。あと、『監督ばんざい!』も大好きで。アレ、意図して作られたサイテー映画ですよね。ほんとサイテーでした。

さて、本作で面白いのは、お話が3層構造になっているところです。脚本家の書いているドラマというのが「脚本家とプロデューサーのラブストーリー」で、ドラマに登場する脚本家の書いているお話というのも「脚本家とプロデューサーのラブストーリー」なんですね。劇中劇の劇中劇。更には、スランプ中の脚本家は自身の体験を基に書く人なので、プロデューサーに「私と恋におちてください」なんていう無茶振りをかまします。そんなわけで「脚本家とプロデューサーのラブストーリー」が3つ展開されていくんですね。層ごとがどのようにリンクして、どのように完成へと向かっていくのかは惹き付けられるところです。

結果として、層ごとの相互関係は薄く、下層に行くほどテキトーになっていく残念なものに終わってしまいます。逆インセプションです。「斬新な展開にしたいの!」と言い続けて採用された案もベタベタで。おまけに登場人物が何を考えてるのか分からない展開をしていくので、それは斬新じゃなくて迷走だよ!と言いたくなりましたね。もういっそ、ラブストーリーなんかやめてしまえばいいんですよ。そうすれば「恋に落ちて」だなんて無理なお願いしなくて済むんです。サイコスリラーの執筆のために殺しを重ねる深田恭子の方が見たくありませんか。プロデューサーを血祭りに上げてドラマが完成とか。なんか戦々恐々とした打ち合わせになりそうですね。

では、またお目に掛かりましょう。
2011-07-17-Sun-02:04

【 アクション映画 】 『グリーン・ホーネット』★★★★

こないだ、BDで『グリーン・ホーネット』を観ました。すごく面白かったです。

一応、ヒーロー物という括りなんでしょうけど、これ、「全然ちゃんとしたヒーロー物じゃないよ!」ということを知っておいて観た方が良いかも知れません。だから観てない人には改めて言いますけど、この映画ヒーローになんか出てきませんよ!グリーン・ホーネットって、あいつ、ボンクラもいいところですからね。

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父親の莫大な遺産を受け継いだドラ息子が、金に物を言わせてヒーローごっこする映画です。
似た境遇のブルース・ウェイン社長と違って意識が低いんですね。毎晩コウモリのコスプレしてるウェイン社長も変態と言えば変態なのかもしれませんけど、彼は節度ある変態さんです。

この映画は、尽くヒーロー物の定石に噛み付いています。
前述したようにグリーン・ホーネットの行いは人助けのためとかじゃなくて、注目を集めたいだけ。しかも、弱っちいんです。使用人の中国人を相棒にして、こいつに戦ってもらったり、武器なんかも作ってもらったり。それで、普通ならヒーロー行為の難しさに苦悩したりなんだりして成長してくれると思うんですが、そんなことはなくて。最後まで活躍しませんからね、ホーネットは!ぜーんぶ相棒任せ。相棒の中国人もいわゆる中二病っていうんですか。ダメ主人の暴走の抑止力にはなってくれません。僕はこの中国人のスカしたドヤ顔があまり好きではありませんから、上から目線で説教してくれなくてムシロ良かったかも知れません。後半に2人は仲間割れするんですが、ヒーロー行為についての意見対立とかじゃないですよ。ホントしょーもない理由で。ここまで徹底してダメな奴らだと逆に面白いです。

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また、悪役についても型破りで。あんまり迫力がなくて周りからナメられることにイライラしちゃってる、っていう人。犯罪の新聞記事を読んで「俺はもっとヤバイもんね!」とか言ってたり、「どうやったら怖くなれるかな?」って人に聞いちゃったり。それで、その人のテキトーなアドバイスを本気にして実践してたりするので面白いです。一生懸命「ベタな悪党」になろうとしてるんですね。かわいい!

そんな風に、設定の定石破りを徹底して、ヒーロー物のパロディみたいになっちゃってます。
オリジナルのドラマ版はよく知らないのですが、たぶんこんなじゃなかったと思うんですよね。ヒーローやってましたよね。なので、コレはコレ、と割り切って。もういっそ、ドラマ版のパロディだと。『トップガン』に対する『ホット・ショット』のような目線で楽しみましょう。

脚本は主演のコメディアン、セス・ローゲンの色に染まってるわけですが、映像面ではミッシェル・ゴンドリー監督が個性を主張して、所々で目を楽しませてくれますよ。カメラが色んな人の背後に回ってどんどん映像が分割されていくっていうアレ、すごかったなー。

まともなヒーロー像に期待しなければ快作、お薦めです。
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