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2011-07-17-Sun-02:04

【 アクション映画 】 『グリーン・ホーネット』★★★★

こないだ、BDで『グリーン・ホーネット』を観ました。すごく面白かったです。

一応、ヒーロー物という括りなんでしょうけど、これ、「全然ちゃんとしたヒーロー物じゃないよ!」ということを知っておいて観た方が良いかも知れません。だから観てない人には改めて言いますけど、この映画ヒーローになんか出てきませんよ!グリーン・ホーネットって、あいつ、ボンクラもいいところですからね。

green_hornet02.jpg


父親の莫大な遺産を受け継いだドラ息子が、金に物を言わせてヒーローごっこする映画です。
似た境遇のブルース・ウェイン社長と違って意識が低いんですね。毎晩コウモリのコスプレしてるウェイン社長も変態と言えば変態なのかもしれませんけど、彼は節度ある変態さんです。

この映画は、尽くヒーロー物の定石に噛み付いています。
前述したようにグリーン・ホーネットの行いは人助けのためとかじゃなくて、注目を集めたいだけ。しかも、弱っちいんです。使用人の中国人を相棒にして、こいつに戦ってもらったり、武器なんかも作ってもらったり。それで、普通ならヒーロー行為の難しさに苦悩したりなんだりして成長してくれると思うんですが、そんなことはなくて。最後まで活躍しませんからね、ホーネットは!ぜーんぶ相棒任せ。相棒の中国人もいわゆる中二病っていうんですか。ダメ主人の暴走の抑止力にはなってくれません。僕はこの中国人のスカしたドヤ顔があまり好きではありませんから、上から目線で説教してくれなくてムシロ良かったかも知れません。後半に2人は仲間割れするんですが、ヒーロー行為についての意見対立とかじゃないですよ。ホントしょーもない理由で。ここまで徹底してダメな奴らだと逆に面白いです。

greenhornet01.jpg

また、悪役についても型破りで。あんまり迫力がなくて周りからナメられることにイライラしちゃってる、っていう人。犯罪の新聞記事を読んで「俺はもっとヤバイもんね!」とか言ってたり、「どうやったら怖くなれるかな?」って人に聞いちゃったり。それで、その人のテキトーなアドバイスを本気にして実践してたりするので面白いです。一生懸命「ベタな悪党」になろうとしてるんですね。かわいい!

そんな風に、設定の定石破りを徹底して、ヒーロー物のパロディみたいになっちゃってます。
オリジナルのドラマ版はよく知らないのですが、たぶんこんなじゃなかったと思うんですよね。ヒーローやってましたよね。なので、コレはコレ、と割り切って。もういっそ、ドラマ版のパロディだと。『トップガン』に対する『ホット・ショット』のような目線で楽しみましょう。

脚本は主演のコメディアン、セス・ローゲンの色に染まってるわけですが、映像面ではミッシェル・ゴンドリー監督が個性を主張して、所々で目を楽しませてくれますよ。カメラが色んな人の背後に回ってどんどん映像が分割されていくっていうアレ、すごかったなー。

まともなヒーロー像に期待しなければ快作、お薦めです。
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