--------------:--

【 スポンサー広告 】 スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2011-08-21-Sun-12:15

【 ドラマ映画 】 『幸せがおカネで買えるワケ』★★★★

今回は、デヴィッド・ドゥカヴニー主演の『幸せがおカネで買えるワケ』を観ました。
日本未公開、原題は『The Joneses(ジョーンズ家)』です。邦題は意味がよく分かりません。「~るワケ」とか「(数字)つのコト」とかいう邦題の乱発は需要があってのことなんでしょうか?なんかデザートの皿の隅っこ置かれたハーブみたいな感じがします。どう、オシャレでしょ、って。それで、クサくて食べらんないの。むむ。例えがヘタクソでしたか?

TheJoneses-poster.jpg

本作のストーリーですが、地域住民が憧れる理想の一家「ジョーンズ家」が、実は商品販促のための疑似家族で・・・というものです。日常生活の中でうまーく販促しまくる姿は『トゥルーマン・ショー』っぽくて楽しいです。前半はそんなふうに、風変わりな設定を生かしてコミカルに展開します。後半では、疑似家族の内外において問題が生じてしまいます。そして、それぞれのキャラクターの持つ苦悩が浮かび上がってきます。自分を偽って暮らす虚無感、良くも悪くもレッテルを貼られてしまうことの窮屈さなど、人間関係のバランスの難しさがジワジワ滲み出ていました。そもそも、ジョーンズ家の人々は、一度は人生を捨てた人々なんですね。新しい自分になりたかったんです。それを思うとまた何だか、切ないですね。

出来不出来以前に、自分の思いを映し取って再確認させてくれたり、個人的な解釈をぶつける糊しろがある映画は素敵ですね。この映画はけっこう舌足らずな印象を受けるのですが、そういった意味でも、僕はかなり気に入りました。

余談ですが、ジョーンズ家がワンちゃんとか飼ってても良かったと思います。ワンちゃん売りまくっていっぱいワンちゃん出てくるの。そういえば、映画ではヨークシャーテリアとマルチーズは不人気なんでしょうか、あまり見かけない気がしますね。
ちなみに日本の犬映画は全然好きになれません。ではまたお目に掛かりましょう。
スポンサーサイト
2011-08-15-Mon-16:34

【 サスペンス/スリラー映画 】 『悪魔を見た』★★★★

DVDで『悪魔を見た』という映画を観ました。イ・ビョンホン主演、キム・ジウン監督によるバイオレンスです。キム・ジウン監督は『グッド・バッド・ウィアード』『甘い人生』で冴えたアクション演出を見せてきましたが、本作でもその手腕を存分に発揮しています。

i-saw-the-devil-01.jpg

物語は、恋人を猟奇殺人鬼によって奪われた刑事の、壮絶な復讐劇です。これまでの復讐劇と大きく異なる点は、復讐の鬼となった刑事の陰惨で執拗な暴力にあります。何度も失敗して、または幾多の障壁を乗り越えて、ようやく復讐をとげるといったものではなく、あっという間に真犯人のもとへ辿り着き、しかしあえて殺さず、何度も何度も苦痛を与え続けます。もはや主人公も、犯人と同じ野獣へと変貌してしまっているのです。
この、2人の野獣のコントラストが面白いんです。イ・ビョンホン演じる刑事は、台詞と表情を抑え冷徹さを称え、一方のチェ・ミンシク演じる殺人鬼は血の気が多く、欲望を制御できない獰猛な男。1本の映画にどっちかで良かった悪魔が対峙するという構図にもなっていますから、『エイリアンVSプレデター』みたいなワクワク感……違いますか?でも、争いに巻き込まれた人々が大いに迷惑するところなんかも似てると思うんですよ。

そして、特筆すべきはアクション描写です。蹴飛ばす動作ひとつ取っても、躍動感に充ち満ちていて素晴らしいんです。カメラの引き迫りがたいへん上手!ガラスの小窓の外から(それを意識させないようにしながら)ガラスを頭が突き破るところを撮ってハッとさせたりですとか、窓を破って階下に飛び降りる刑事と一緒にカメラが窓から飛び出したりとか(『ボーン・アルティメイタム』のモノマネだとしても良くできてます)。あと、タクシーの車内をカメラがグルグル回ったりとか、面白かったですね。キム・ジウン監督の次回作はハリウッド、しかも主演は俳優活動復帰第一作となるアーノルド・シュワルツェネッガー!!期待です。
とくに深いテーマ性というか、復讐は虚しいとか、そういったものは感じませんでしたね。でなきゃあんなにカッコ付けて暴力を撮りませんよね。

もう一つ思ったのは、韓国映画的「ご都合主義」が良くも悪くも作用していたことです。韓国バイオレンスって、ちょっと機転利かせば助かるでしょうとか、もうちょっと急げば助かるかもーとかいう状況でも、絶ッッッッ対に酷いことが起こるんですよ!本作後半にまさにそれがありまして、刑事の動きが急にモタモタし始めてからの惨劇なんですね。嫌らしすぎてどうかなーと思いましたね。テンポに違和感を覚えましたし。それと、性犯罪者に復讐するのに、チムコに何にもしないっていうのはどうなんでしょう?下半身が元気な状態で奴を泳がせたりするから、周りの人に迷惑掛かっちゃうんですよ。
と、そんなところもありましたけれど、144分の長尺を飽きさせない快作(怪作?)でした。

お盆休みの過ぎるスピードに驚愕です。あーやだやだ。
では、またお目に掛かりましょう。
2011-08-12-Fri-21:42

【 コメディ映画 】 『スーパー!』★★★★☆

久しぶりに東京に出まして、『スーパー!』という映画を観ました。
今年の暫定いちばん!僕、こういうヒーロー作品を作りたかったのですよ。ぐあーやられました。奥さんに逃げられちゃった優しいブ男、フランク。奥さんが今一緒にいる奴がヤク中のチンピラだと分かり、「僕が彼女を救わなきゃ!」と立ち上がる…というお話です。

SUPER!01.jpg

フランクは、幻覚と教育テレビのヒーローの言葉を原動力に、とことん情けなくて、勘違い甚だしい(ダメな意味で)リアルヒーローとして活動を開始。法が裁かぬ悪を叩く!裁かれる前に叩く!列に割り込む奴もレンチで殴る!更には、倫理観のぶっ飛んだコミックオタク少女が相棒に名乗り出て…。

むちゃくちゃな映画ですよ。その一方で、おっかなびっくり俯き加減に生きてきたフランクに対して、優しい眼差しを向けたドラマも綴っています。このドラマパート、僕も日々無難に無難にって過ごして、問題をなあなあにして平穏のミツをすすろうとしてるクチの人間ですので、たいへん染みたのでした。
そんなふうに生きていたって、「なんでこんな目に?」って思うような事、多々ありますよ。だからって、何も言えませんし、思い切った決断もできません。つまらない現状を守る事で目一杯なんです。でも、そこにどれだけ「自分」が生きているのでしょう。そんなだから、「人生で完璧だった瞬間」なんて生まれないし、コミックで言うところの「コマとコマの間」にうずくまってしまっているんです。

発想を変えるのは難しい事です。初めての一歩を踏み出すのは怖いものです。しかし、この映画でフランクは行動に出ます。正しいかどうかウジウジ考えて結局何もできずにいるよりも、「やってみれば、いつか正しいと分かるかも知れない」と。その一歩が、フランクの心持ちに変化をもたらします。

ヒーローが世界を救うというような映画ではありませんし、ヒーロー行為の危うさばかりが目立つ、かなりブラックなコメディです(いっぱい笑わせてくれるんですよ)。でも、行動の是か非かよりも、思いきってみる事への優しい後押しが印象的で、同系統の『キック・アス』よりずっと真摯なヒーロー映画だと思いましたね。

SUPER!02.jpg
▲ケヴィン・ベーコンの突撃!隣の朝ごはん

役者陣も素晴らしかったです。レイン・ウィルソンの自信なさげな表情、エレン・ペイジのガハハ笑い、ケヴィン・ベーコンの軽さ、マイケル・ルーカーのワル過ぎないワル感。素敵でした。

このお盆休みで「人生で完璧だった瞬間」の1コマを増やしたいですね。まず、この『スーパー!』はサイコーでした。では、またお目に掛かりましょう。
2011-08-07-Sun-11:08

【 アクション映画 】 『ドライブ・アングリー 3D』★★★☆

ニコラス・ケイジ主演の『ドライブ・アングリー 3D』を観て来ました。
とても良い3D映画でした。「3Dが良い映画でした」の方が正確かしらん。

DriveAngry3D-Poster.jpg

悪魔崇拝者に娘を殺され、孫をさらわれたミルトン(ニコラス・ケイジ)の復讐劇です。
もしかしてニコラス・ケイジ初めてのお爺ちゃん役ですか?

最近のアクション映画って、シンプルすぎたら負けな空気って言うんでしょうか?なかなかシュワちゃんの名作みたいなのは作られませんよね。この映画こそは着飾らず直球でやってくれると期待して鑑賞したわけですよ。
でもこの映画、ちょっと下手にミステリアスなところを作って引っ張ろうとするんですね。そのヘンテコな設定のおかげで記憶に残る怪作になったとも言えると思うのですが、さっさと手の内明かして(そもそも察しやすい…)無茶苦茶やってしまえば尚アホな向きに突き抜けて良かったのかなーと。あと、台詞で説明しないでビジュアル化した方がナンセンスで面白いんじゃないかと感じたところもありました。そう、設定の割に大人しく済んでしまった印象なんです。愛嬌があって好きなんですよ。でも、もっと色々できますよ。

とはいえ、かなりの満足を得られた快作であったことも間違いありません。3D表現が「奥行き」よりも「飛び出し」に力を入れていて、3Dってこんなお澄ましした映像表現だったの?って日頃物足りなく思っている映画ファンの目を楽しませてくれることだろうと思います。3Dが好評らしい『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』ですが、あんなゴチャゴチャカチャカチャしたのよりコレですよ。じっくりハッキリ色んな物が吹っ飛んできますから、馬鹿馬鹿しくもホント楽しいです。無駄に役者も浮き出てたり。ニコラス・ケイジがテカテカしてて立体感すごいですよ!こういう映画に出てこられると、3Dホームシアター設備が欲しくなっちゃいます。

DriveAngry3D-01.jpg
▲アメリカでは何やっても「FBI」って言えば大丈夫なシーン

もう一つ、この映画の見所は役者。ヒロイン役のアンバー・ハードの美しさといったら。僕は彼女よりもキレイな人類を知りません。大袈裟ですかね。『ネバーバックダウン』っていう全然興味そそられない映画があったんですけどね、アンバー嬢が映ってるビデオパッケージを目にして「うわ!誰だろう」って思わず手に取ってしまった記憶がありますね。『ドライブ・アングリー』では彼女のパワフルな演技も楽しめます。そして、ミルトンを追う謎の男を演じたウィリアム・フィクトナー。どんな異常な状況においても落ち着いた佇まいと甘ーい声色で余裕たっぷりの怪演を見せます。ニコラス・ケイジが大口開けてマユ毛ハの字にしたヘラヘラ顔を封印していたせいもあってか、主役より強烈でした。この人あれですね、『ダークナイト』の銀行支店長さんですね。手榴弾くわえさせられた。

劇場で3D鑑賞限定で、オススメです。2Dでは面白さが激しく減退する恐れがあります。ホント、3Dが良い映画でした。
HOME
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。