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2011-10-30-Sun-20:43

【 SF映画 】 『ミッション:8ミニッツ』★★★★★

時計の針は硝子板から飛び出す夢を見るか?

『ミッション:8ミニッツ』は、あっと言う間の映画体験、今年の暫定いちばんです。

あっ、このブログ始めてから初めての5つ星映画になりますかしら、えー、たぶんそうですね。そうです、とってもハラハラしてグッと来て、最後には泣かされちゃったんですね。最高でした。だめですねー、泣いちゃうと目の周りがパンダみたいになっちゃいますから、映画館でそれだと困りますね。今度からサングラス持参しようかしら。

あんまり期待して観に行ったワケじゃないんですけどね。本編の前の予告編、『M:I/ゴースト・プロトコル』『マネーボール』『リアル・スティール』『コンテイジョン』『タイム』『フライトナイト』と、期待作の素敵なものが立て続けに流れてときめいてしまって、何のチケット買って入場したのか映画始まるまで忘れてしまって焦ったくらいなんです(ホントですよ)。
そうそう、あの「映画通ほど騙される」っていう胡散臭い宣伝文句。あれはまるでウソで、ほんと分かり易いんです。しかしですね、ベタがなぜ作られ続けるのかっていうのを…いや「安易に書けちゃうから」ではない方ですよ。「普遍的な魅力を持つから」ですね、これを改めて感じました。ハードルの低さを差し置いても、見せ方が上手なのと、ジェイク・ギレンホールの雄弁な表情芝居もあって、たいへん良かったです。ジェイク・ギレンホールはビッシリおヒゲ生やした方が素敵です。ちょっと汚いですけど。

source-code-01.jpg

さて、『ミッション:8ミニッツ』がどんなお話なのかというと、「ソースコード」という機械で爆弾テロの犠牲者の最期の8分間に入り込んで、犯人を突き止めて次に起こる大規模テロを阻止しなければ!というお話。何度も8分間のミッションを繰り返すわけですが、情報を小出しに、徐々に状況が明らかにされていく語り口には惹き付けられます。
ソースコードはタイムマシンと違って、現在に何ら影響をもたらす事はなく、死者を蘇らせる事はできないんです。本編ではジェイク・ギレンホール演じる主人公は「時計の針」と言われてました。時の流れに従うしかない、と。ちょっと歯痒いですね。でも、この設定が生かされて「切ないハッピーエンド」(これは『バタフライ・エフェクト』のコピーでしたっけ)を美しく彩ります。主人公の置かれた逆境、そして救済。「最高のラスト8分間」と宣伝した方が良かったんじゃないかしら。余談ですが、あのコメディアンがドン滑りしたらジェイク・ギレンホールはどうするつもりだったのでしょう。

それと、音楽が素晴らしいと思いました。映画が始まるや、スケール感と緊張感を兼ねたスコアにハッとします。緊張感を演出する音楽って物静かなのが多いと認識しているものですから。終盤に状況が変化すると、音楽の雰囲気が大きく変わって同じ画で全く違う印象を与えるシーンがあったりもしました。音に奥行きがあって、とても気に入りました。クリス・ベーコンという人が作曲しているのですが、今後の活動に注目していきたいです。

時計の針は硝子板から飛び出し、新たに時を刻む。
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2011-10-24-Mon-17:54

【 サスペンス/スリラー映画 】 『スマグラー/お前の未来を運べ』★★☆

『スマグラー』という映画を、石井克人監督・脚本ということで、怖いなー怖いなーと思いながら観に行きました。
と言いますのも、石井克人の『ナイスの森』という映画がありまして、これは酷すぎて僕が最後まで観れなかった唯一の映画なんですね。そんなの作った人の新作に二千円弱を出すのって躊躇って然りじゃありませんか。じゃー何で観ようとしてるの、と言われちゃいますよね。罰ゲームでもお付き合いでもじゃないですよ。罰ゲーム強いるような友人もいなければ映画に付き合ってくれる友人もいませんからね。わはは、わはは……
ただ、気になっちゃったんです。脚本は石井克人1人じゃありませんし、程よい厚さの原作付きですから、支離滅裂だったり素人コントを延々と見せられたりする訳ではないと確信できました。それに、石井克人作品は悪い意味でぶっ壊れてますが、役者さんは良い意味でぶっ壊れててエキセントリックな演技を楽しめることがあるんです。『スマグラー』には妻夫木聡をはじめとする実力のある素敵な役者さんが集結してますから、これ目当てで観に行ったのでした。

sumagura-poster.jpg


前置きが長くなりましたが、感想を率直に言うと、面白くはなかったです。
途中途中で、「前向きってお前、どっちが前だか分かってんのか」などの痛烈な台詞が出てきて ううーむ と唸らされたのですが、なんだか、お話は、こういった台詞をメッセージとして発信するための容器でしかないのかな?って思うくらい、ドライで浅かったんです。(原作は読んだことないです。)メインキャラをないがしろにしないよう見せ場を割り振りしたのかな?もしくはちょっとした群像劇にしたかったのかな?という印象を受け、工夫したのかもしれないのですが、誰の話なのかハッキリしなくて、もうちょっと、痒いところに手が届いてないんです。永瀬正敏演じる丈にスポットを当てて突っ込んだ話にした方が面白いんじゃないかと思いました。

役者さんはたいへん良かったです。
松雪泰子の「大金ですよぉ、アナタ…」がなんかエロかったです。鼻血もエロかったです。あとジト目と服も。あ、あと太眉!滝川クリステルみたいな太眉!太眉最高ですよ。もう全部エロかったです。
妻夫木聡はなんだか、『悪人』と『ザ・マジックアワー』のセルフパロディやってるみたいでした。あ、演技はホントできる人なんだなーと思いました。冒頭の、脂ぎった顔でパチンコしてる顔、『悪人』の九州男児よりもしょーもない感じで良かったですね。
そして、ぶっ壊れていたのは嶋正宏。ハイテンションな拷問マニア役でキレキレでした。ずーっと変顔!上は軍服、下はオムツというフザけた格好で登場したシーンだけ真顔だったのも滑稽でした。嶋正宏の兄だか弟だかのナントカさんも『探偵はbarにいる』でキレた悪役やってましたね。素敵な兄弟です。嶋兄弟主演でマッドなアクションコメディが観たいです。

では、またお目にかかりましょう。
2011-10-14-Fri-19:21

【 アクション映画 】 『キャプテン・アメリカ/帝国の野望』★★★★

「この盾は何物にも突き通されません。しかも全てをなぎ倒します」
「矛盾しないノコト!」
「ヒーローが愛用してます」
「買うアルヨ!!!」


『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』が本日から公開ですね。
でも今日は映画館に行けなくなってしまったので今回は、1990年のビデオ作品『キャプテン・アメリカ/帝国の野望』について書きます。

damerica03.jpg
「丸腰じゃ、ないよ!」

初めて観た時は、20分ほどしたら「ツッコミきれねーよ!」って疲れて鑑賞をやめてしまった、そういうアレなのですが、今では大好きな映画です。とても愛嬌があって良いですよ。

お話は新しい『キャプテン・アメリカ』とは違っていると思います。違ってないと問題です。

【*注*今回は、ストーリーを簡単にですが書いてしまっています】

第2次世界大戦の最中、1人のアメリカ兵が強くなるかもしれないという危ないクスリの実験台になって、うまいこと効いて強くなりました。それで、この人けっこうケンカ強いからキャプテン・アメリカですということになって、1人でナチの施設に行かされます。そこにはレッド・スカルという強い悪者がいて、この人も例の危ないクスリの被験者だったのです。

damerica02.jpg
「雑とか、言わない!」

キャプテン・アメリカ(以下アメリカさん)はレッド・スカル(以下アカハゲ)にボッコボコにされます。何故なら、アメリカさんはホントにちょっとケンカの強いお兄さんで、プロの殺し屋に敵う訳がなかったのです。もっと地味な服で見つからないように潜入するべきでした。
アカハゲはアメリカさんをミサイルに縛り付けて発射しようとしますが、アメリカさんに手を捕まれ、そうとうテンパったのでしょうか、頭は強くなかったのでしょうか、自分の手首を切断して道連れにされるのを免れたのでした。ホワイトハウスに直撃予定のミサイルでしたが、縛られたアメリカさんがバタバタ暴れたので軌道が変わり、南極に不発のまま突き刺さりました。

そして50年後。

タイプミスじゃないですよ。50年後です。
南極でずーっと気絶してたアメリカさんが目覚めます。冷凍されていたアメリカさんは若々しいままですが、故郷は様変わり。恋人もとっくに結婚してババアになっていました。居場所がありません。戦争はとっくに終わってしまっていましたが「俺の戦争はまだ終わってねー!」というわけで、ナチの残党とのスケールが大きいのか小さいのか分からない戦いの旅が始まります。途中、「あなたは50年前にホワイトハウスを守ったヒーローですよね!私あの日、偶然夜空を眺めてて…」というオッサンの車を奪い、意気投合した女の車を奪い、ナチの本拠へと向かいます。
繰り返して用いられる車の奪い方がとても可愛らしくて。

助手席のアメリカさん、「車に酔ったので外で吐きます!」と言って停車させ外へ

しばらく気持ち悪そうにうずくまる

心配した運転手がアメリカさんの横に歩み寄ってくる

アメリカさん、運転席へダッシュ!!!


という。「僕に運転させてください」って言えないの。不器用な子です。

そうこうして辿り着いた場所には、なんと!宿敵アカハゲが待ちかまえていたのです!
しかし50年という時は、アカハゲに大きな変化をもたらしていました。

damerika01.jpg
「髪が生えてる!白い!肌キレイ!お前アイデンティティーって言葉知ってるか」
「社会生活するのに必要だったんだよ」
「アカハゲといい勝負できてるー!おれはまだまだ強くなれる!」
「勘違いすんなコッチはもうオジイチャンなんだよ片手義手だし!労れバカヤロー」


そんなわけで、ほんとダメダメな人類初の?ヒーローなのです。だからもうダメリカさんです。でも、愛嬌って大事だなーということを大変に痛感する、気持ちの良い迷作だと思います。
これ、DVDとかブルーレイとかには……ならないですかね…

ではまたお目に掛かりましょう。
2011-10-02-Sun-20:45

【 ドラマ映画 】 『わたしを離さないで』★★

ちゃんと観れなかったような気がする映画が増えま『わたしを離さないで』した。キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ共演のドラマです。

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設定に、マイケル・ベイ監督の『アイランド』との類似点が見受けられまして、ずーっと比較しながら観てしまったのですね。なので、もはやパロディ映画みたいな扱いなのです。でもなんだかちゃんと観ても、あんまり面白くないんじゃないかなーと思ったので大して悪びれたりはしません。

『アイランド』との類似点:
(1) 臓器提供のために生まれてきた子供たちが、
(2) 外の世界は怖いよ出たら死ぬよーと言われて閉鎖的な施設で生活してて、
(3) アイロニーたっぷりに話が掘り下げられそう!とワクワクさせられたのに損しちゃう。(私見)

それで、本作は能天気アクション『アイランド』を「しっとりお真面目な青春/ヒューマンドラマにする」という試みをしているんです。色々と『アイランド』に逆らって作って、真逆のテイストを実現しています。(偏見)

『アイランド』との相違点:
(1) 本作では子供たちは「君達に未来はありません!」とハッキリ教えられてます。でも逃げ出しません。たとえ逃げ出せても逃げません。パロディだからです。
(2) 本作のヒロインは、TVのいちゃこき映像をうざったがって、マネするヤツにキレます。スカヨハがムラムラするところのパロディになっています。
(3) 『アイランド』では臓器企業は「クローンには心はありません!可哀想じゃありません!」って売ってましたが、本作では「子供たちにはちゃんと心があります!」って世間に訴えています。提供者の自発性を売りにしてるのかしら?なんか、こっちの方が嫌な気がしちゃうけど…パロディですからね。

こんなパロディで命の尊さを訴えたところで説得力に欠けますね。まじな感じで言うと、この設定があったから、というものがないように思えたんですね。難病の人とかを助ける側のお話なのに結局、難病ものと大差ないんですよ。死んじゃうんだね、可哀想だね、って。

役者についてですが、キャリー・マリガンを「21世紀のヘプバーンだ!」って言ったの誰でしょ。脂肪と一緒に色気を抜き取ったマギー・ギレンホールじゃないですか。もしくはむくんだミシェル・モナハン。アンドリュー・ガーフィールドは『アメイジング・スパイダーマン』のピーター・パーカーですね。パッと見イケメンなので「こんなのダサいピーターと違う!」って思ってたんですが、本作の根暗でお馬鹿でオタクっぽい感じはキモいわーって、ビックリどん引きしました。それでもモテそうな感じがいけすかないです。

なんかブーブー言っちゃってる僕ですが、近いうちにちゃんとした感想を探し読んで反省することになるのかもしれません。ではまたお目に掛かりましょう。
2011-10-02-Sun-20:35

【 アクション映画 】 『ファースター 怒りの銃弾』★★★☆

ロック様ことドウェイン・ジョンソン主演のアクション映画『ファースター』を観ました。面白かったです。ひたすらにムキムキで強いのが敵を圧倒していく復讐劇。こういう映画、最近は少なくて新鮮でしたね。やはりロック様はシュワちゃんの後継者だわ!って思いました。

faster-dwayne.jpg

10年刑務所に入っていたロック様、出所するや、お兄さんを殺した敵に復讐するために大暴走を始めるのです。ロック様が犯罪幇助でブチ込まれてたワルでも、仲の良い兄弟を残酷に引き裂いた輩の方がずっと嫌なので、ロック様はヒーローになりうるのです。
しかし10年間という時間はデカかったのです。「昔はそーとーワルやってたが今は改心したよ」なキャラ若しくは一見そんな感じのキャラが出てくるので違う意味でもハラハラします。

あとですね、ロック様を狙う殺し屋が出てくるんですが、こいつがまた厄介で……いや、ロック様はものともせず、って感じで我が道を進むんですが、殺し屋が全然憎たらしくないんです。ベタな冷徹・天才キャラとは真逆、熱い努力家(というか努力フェチ)なんです。変態なんですけど。しかもプライベートも大事に描かれちゃうのって、これって僕はどうしよー!ってなるんですね。残された家族は…なんて考えちゃう。物語のそういうところにハードボイルドな輝きが生まれうることは承知なんですが、ロック様にはスカッと敵を打ちのめして欲しいわけですよ。久々のアクション主演作っていうのもあって余計に。

そんなこんなで、楽しみながらもウワワワ…って観ていたわけなんですが、この辺り上手に処理されてハード×痛快に仕上がってました。思えばスリリングで硬派、たいへん好みの作品で、も一度観たらより痛快度数が上がってるんじゃないかなーなんて思いますね。

しかしたいへん勿体ない事実が判明して、手放しで誉められなくなっちゃったんですね。
特典映像にある別エンディングが、本編よりずっとハードで面白いんです!試写でヌルイ意見がいっぱい出たせいで、ラストのアクションを全削除、エンディングを変更してるんですが、監督くやしそうです。前戯代わりのデートムービー観たい奴の意見でしょ、「〇〇が好きだから死なさないで欲しいの!」って。こういうのは僕いらっとしますね。作りたいもの作れないで、改悪されるとかサイテーですよ。『デアデビル』はディレクターズカット版が出ましたからまだ良いですが、『アイ・アム・レジェンド』なんか、ブルーレイかDVD特別版もってない人からすれば「伏線スルーで、安易なオチに走ったゾンビ映画」じゃないですか。あんなじゃ、ウィル・スミス良い仕事したのにオレ様役者よばわりが酷くなるじゃないですか。世の中には山ほど公開版より立派なディレクターズカット版があるに違いありません。

『ファースター』、ソフトはディレクターズカット版で出してくれれば良かったのに…って思わずにはいられません。いや、公開版もちゃんと面白いんですよ。でもどうしても比べちゃうんですよねー。
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