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2012-11-02-Fri-21:08

【 アクション映画 】 『のぼうの城』★★★★

今日はまた面白い邦画を観ました。今年の邦画の勢いはすごいですね。
『のぼうの城』という戦国時代の史実を基にした映画です。
豊臣軍が天下を統一を目前にし、わずか500人の兵力しか持たない忍城(おしじょう)に2万の大軍を送るが、その城には「のぼう様」と親しまれ絶大な人気を誇る、成田長親という城代がおり、豊臣軍が圧倒すると思われた戦はまさかの展開に…というお話。

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犬童一心樋口真嗣の2人が共同監督を務めていて、特に樋口監督が得意とする特撮の面では、水攻めシーンなど見せ場も多く、145分の上映時間を2時間にも感じさせない勢いで見せ切ってくれました。

なにより本作の魅力は「のぼう様」のキャラクターにあります。「でくのぼう」をもじったあだ名から察するに易く、毎日農民の集落に遊びに行って、目立たない脇役あてられてイライラしてる芦田愛菜「見てないで田植え手伝えよ。」なんて言われちゃうという、城代にしてはあまりにも頼りなさげなのですけれど、それでもって実は知略や武芸に長けているかというと、全くそんなこともなく。ほんとうに戦で戦う「侍」としてはでくのぼうなのかもしれません。
でも、のぼう様には他の誰もが及ばない求心力があるんですね。「この人の言うことだから、そうしよう。」と思わせるものを持ってるわけです。ほんとは戦にならないはずのところを、豊臣軍が嫌な役員よこしてブラックな合併条件を突きつけてきたので撥ね退けて開戦しちゃいました、という、それで農民に「ごめんねえ!君らも頭数に加わって戦って!」と…そんなの契約内容にないよ!こっちもいい塩梅でブラックじゃん!転職してえ!…とは、ならないんですね。農民は、のぼう様の頼みごと聞いて、戦争してくれちゃうんですよ。しかも「のぼう様が戦うって言ったの?なーんだ助けてやんねえとなあわははは」てな具合で。ポジティヴに受け止められちゃう。上司との関係はほんとうに大事です。
物の言い方ひとつ取っても、のぼう様は優しくて、愉快で、人の気分を害さないんですよ。うまいんです。それも、偽善でやっているわけではない。偉いからって、それをいいようにして、他人に嫌な思いをさせることが、許せないんですよ。だから豊臣軍の軍師の態度にだって怒るし、後半、自らの信頼を利用した作戦に出るときに「私は悪者になるぞ。」と言い捨てるんです。「生やさしい」気持ちではなくて、真にやさしい人なんでしょうね。(『のぼうの城』の一場面を切り取って)これが、「信頼して、お願する」です。(社内の一場面を切り取って)これが、「頼って、押し付ける」です。と指導者セミナーに使えそうな場面もあります。治める人が、理解者であることの素晴らしいこと。のぼう様みたいな人が社長だったらなあ!このキャラクターを、ばかになりすぎず、深刻ぶらずに、時に凛々しく演じきった野村萬斎も素晴らしいです。

おすすめです。では、またお目に掛かりましょう。
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