--------------:--

【 スポンサー広告 】 スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2013-01-16-Wed-23:18

【 アクション映画 】 『ニンジャ・インポッシブル』★★★★☆

すごい映画を観ました。年明け早々にひっそりとビデオスルーになった『ニンジャ・インポッシブル』。ノルウェー国王直属の諜報部隊「ニンジャ」の影なる戦いを描いたノルウェー映画です。

ninjyaimpossible00.jpg

ノルウェーの監督さんがイメージするニンジャ像が炸裂していて笑いを誘う部分も多いのですが、それ以上に、本作の変に凝った作りに刺激されます。
舞台は冷戦下のノルウェー。「冷戦下のスパイの暗躍」が物語の骨格になっています。金髪の「ニンジャ」の皆さんは煙玉でドロン!と消えたり現れたりしますが、やっていることは大真面目。決してその存在を公にすることなく、使命のための犠牲は厭わないハードボイルドな方々なのです。
KGBに情報を売ったとして、ノルウェー人テレホルト(この名前の響きからもうたまらない)が逮捕され、売国奴として罵られるニュース映像から幕が開けます。そして、彼の正体(勿論ニンジャです)と行動の真意に迫っていきます。なんかもう渋いじゃないですか。渋いんですよ。

でもひたすら渋いわけじゃなく。わざとチープでぎこちなく作ってて可笑しいんですよ。繋がってないカットとか、黄色味がかった画質とか、ほんとにミニなミニチュア特撮とか。でもそれが笑えるのと同時に、当時のタイムリーな映画として作られた風に凝ってて感心してしまうんです。登場するガジェットのレトロ感はたまりませんし、ファッションや音楽も徹底していて、役者もなんだかもう現代の人じゃないでしょって思っちゃうような人つれてくるし、これは傑作『BLACK DYNAMITE』感想)の再来であると!思ったわけですよ!大真面目なテンションと変な方向に突き抜けた凝り性とのミスマッチが心地良くて素晴らしいんです。

どの場面も好きなんですが、終盤、空港のシーンがダサくて渋くてたまらなくて100億万点ですね。あの表情!妙技!音楽!眼鏡!そして、 記憶に残る台詞になるであろう「お前がマスターだ」。ああ、師弟愛だね!と思った直後にええっ、えええー!だもん。あの人たちはハードな諜報員なんだってことを思い出させる名台詞であり、ハードすぎて迷台詞に聞こえなくもない、という異様なバランスで。

登場するスーパー忍術は、ドロン!の他には
「タバコを投げてくわえる」
「一瞬で服を着せる」
「風水の力でバリアを張る」
「悟ると光る」

などと妙なものばかりで、手裏剣は持っていましたけど、マシンガンを撃ってましたね。そうですよね。あと、ニンジャのステルス技術は「顔と歯を黒く塗って暗い部屋に紛れる」という安さなのに、悪役の偽ニンジャは光学迷彩つかっててどっちが偽物だよっていう感じもなんか良いです。

セル版の発売予定はない!というのが残念でなりません。レンタル版の、日本で作ったんであろう酷いパッケージも何なのでしょうか。ぜひ、ノルウェー版ポスターを使用したブルーレイが一日も早く出ますように!あと『BLACK DYNAMITE』もいい加減お願いします!誰に言えばいいんですか!

傑作。おすすめです。
ではまたお目に掛かりましょう。

↓予告編↓

スポンサーサイト
2013-01-07-Mon-11:40

【 企画記事(映画) 】 2012年新作映画ベスト30-11

前回に引き続き、昨年の良かったと思う映画を順位付けして紹介していきます。
ちなみに新作(ビデオストレート含む)鑑賞本数は145本。うち半分くらいはお気に入りという当たり年でございました。就職してから観る映画を映画を絞って選んでというのもあるのですけれども。しかしあえて地雷を踏みに行ってあれは実に酷いイクサじゃったぶわはははと傷の見せ合いっこをして楽しんでいた学生時代が懐かしくってこんな話去年もしたような気がしますし来年もしそうですね。ああやだ。

では30位から発表していきます。


30位:『任侠ヘルパー』
草なぎ剛がちゃんと性格わるそうに見えるのがいいです。
夏帆と分からない夏帆にもびっくり。


29位:『ディクテーター』
さすがにデタラメすぎるのでいつものドキュメント形式じゃなくて正解。
げすに徹するのがかえって良かったです。


28位:『レ・ミゼラブル』
アン・ハサウェイの「夢やぶれて」歌唱シーンはとんでもないですね。アップと長回しでごまかしのきいてない本物の演技を見たと、これだけで元とれたなって思いました。

27位:『小悪魔はなぜモテる!?』
悪いウワサに開き直るエマ・ストーンがかっこいいですね。生きづらい環境を変えていくために「バカになれる」のも賢さであり能力なのかなーと、思いましたね。でも、誰も本当の自分を分かってくれないのは、きついな。

26位:『悪の教典』
色々ためこんで大人しくしてる人にはむしろこういう映画が良いと思います。
蓮見のつもりで、何にも知らないでバカめ、って、内心見下しておけばいいんですよ。


25位:『憧れのウェディング・ベル』
ひたすらリアルでユーモラスで。
ジェイソン・シーゲルってすごい才人。


24位:『嘘つきは結婚の始まり』
この監督主演コンビは笑いと情の配分がうまいですね。それにしても『ジャックとジル』はなんだったのか。ニコール・キッドマンのコメディ演技も良いです。

23位:『シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム』
前作で原作者遺族に怒られたのに加速してるブロマンスがたまりません。

22位:『俺たち喧嘩スケーター』
すごいバカやってるけど、実は生き場所探しの切ないドラマなのでした。

21位:『容疑者ホアキン・フェニックス』
ホアキンさん、こんなことのために何もかも投げ打って本当にわけがわからないので面白いです。

20位:『ヤング≒アダルト』
主人公にドン引きすれすれで笑わせられちゃうという、絶妙なバランス感覚を備えている。非常にハイセンスな映画だと思いました。主人公が書いているティーン小説の内容が、彼女の勘違いした観点が反映されていたり言い訳がましかったりして、彼女の人物像を補強するのと共に、作品のテンポをとっているのも良かったですね。

19位:『マンイーター』
モンスターパニックの傑作。だってワニがすごい速くて重そうなんだもの。
ミア・ワシコウスカが天使のようでした。


18位:『マダガスカル3』
ドリームワークスのアニメがどんどん良くなるので驚いています。このつまんないシリーズまでも。
決め台詞が決まった!感がすごく良い。


17位:『トータル・リコール』
僕の中の妄想アクション映画企画の監督名はだいたいレン・ワイズマンで埋まりましたね。

16位:『最低で最高のサリー』
自分の映画として見れたというのが大きいです。救いにはならないけど。

15位:『ブライズメイズ』
とにかく笑った。むこうの俳優さんはアドリブ力高すぎ。

14位:『ルビー・スパークス』
理想に追い付いてもままならない、という現実を突き付ける一方で、理想を追い続けることに対してポジティブな印象を与えてくれる。夢に現れたルビーが起爆剤になったように、新しいステップにタッチする感覚の喜びが描かれているから、心地良いんだと思いますね。

13位:『ダークナイト・ライジング』
ブログに公開した感想とだいぶまた変わってきたので、ちょっと書きます。
はじめはがっかりしました。
行動と現象、監督の信条を「こじつけ」してる感があるところが目に付くのが苦手だったんです。それも詰め込んで急ぎ足で。もっとシンプルで、パーソナルな話にしてよかったんではないかなーと、思ったわけです。でも、流れを理解した上でもう一度観てみると、発見できる表情があったりして。情報量の多い映画は一度じゃだめだなって、またもや思い知らされましたね。
それと公開時によく聞いた、「バットサインのアレ」はおかしいって言うツッコミ。「象徴的すぎる話法」は嫌いだけど、バットマンの「象徴」としての扱いはいいと思うし、重要ですよね。これは『ダークナイト』のヒーロー論を一般市民のところまで下ろしてくれた地続きのテーマなんだから、僕もはじめはこう、ウェイン社長がせっせとオイル撒いてたかと思うと笑えちゃったんだけど、必要だったんですよね。
ノーラン監督のアクションもよく叩かれるけれども、僕はあのもったりたっぷり見せるの好きなんですよ。特にあのシリーズならば、下手にかっこつけるよりもああやって半ばドキュメントな臨場感を演出したのが正解なんじゃないかって。ベインとの殴り合いなんかBGMもなくて、じわじわ痛くて、怖い。
好きです。このシリーズ。
でもやっぱり、バットマンは孤高の存在が似合うと思うんですよ。子供たちにわーきゃー言われちゃ、だめなんですよ。応援するのはゴードンと僕だけでいいの!
それとどうしても「奈落」とマリオン・コティヤールの壮絶NG演技には違和感を覚えます。


12位:『ファミリー・ツリー』
理知的なクルーニーパパが素敵。
あとはこの人の背中を安心して追うだけでしたね。


11位:『おとなのけんか』
やったやられた、柔と剛、さらには男と女。それぞれの立ち位置の違いを、絶妙な噛み合わせ(の悪さ)で。場がピリピリしてきて、あらぬところに矢が飛ぶようになるのが、いいですね。すごいゲロも話題になりました。


以上、11位まででした。
例年なら÷3くらいの順位でもおかしくないと思うんですよね。

【2012年最優秀女優 アン・ハサウェイ】
annehathaway02.jpg

ではまた、お目に掛かりましょう。
2013-01-04-Fri-11:38

【 企画記事(映画) 】 2012年新作映画ベストテン

巳!年!です!
新年初更新、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

2012年は力作が続々と公開されて、物に癒される人生にはたいへんに充実した年であったと、思います。物に癒されなくなったときのために、今年は受動的な感動ばかり求めず、創作活動にも重きを置いていきたいなというのが、今年の抱負で御座います。あと転職したいです。
そんなことはさておき、ほんと面白い映画ばかりでしたので、ベストを選出するのは楽しい一方でひどく難しかったです。ここではベストテンを発表したいと思いますが、例年ならばベストテンに入っていてもおかしくないであろう映画がたくさんあったので、後ほどベスト30まで公開したいと考えております。


では、僕の2012年新作映画ベストテンの発表です。

expendables2dinner.jpg

10位:『ヒミズ』
【コメント】
何でもないように生きたいだけだなんて、はじめはもう少し夢見てもいいんじゃないのって思って見てたのですが本当に悲惨なのでした。でもこれぐらいの逆境が後押しになるのかもとも思いました。感情の爆発がよかった。ここにきてまとまらないコメントですが10位です。
【ベストシーン】
親父がスミダの顔をくしゃくしゃするところ。うまくてむかつきます。

9位:『アルゴ』
【コメント】
ベン・アフレックのけつあごが好きで、大根大根言われ続けるベンを応援してきたのに、キャリアのひとつの頂点に立とうかというこの映画ではけつあごがひげで見えないって、どういうことなのですかね!映画は面白いです!始めと終わりがきまってる映画はもれなく良い。
【ベストシーン】
ベンアフの上司が小学校とかに電話しまくるあたり。堅物っぽい人が融通きかすギャップ。

8位:『ポテチ』
【コメント】
親孝行、できてるのかな。ぼくが息子でよかったって、思ってもらえるのかな。でも、ぼくは今こんなで。という、親に対するコンプレックス、大爆発。でも軽妙な仕上がり。とても入り込みやすいんです。それで、いつの間にか主人公に手が届いてる。気持ちが良い感覚でした。
【ベストシーン】
野球場でのやりとりまるまる。

7位:『ブラッディ・スクール』(劇場未公開)
【コメント】
サブエピソードが本編をレイプする怪作。なんでも後に引きずれば伏線回収というわけではない気がするんですよ。初代ポケモンはバグ遊びの方が楽しかった人におすすめです。いい加減なにが起きても驚きませんよと、思い始めてもまだやられちゃう。
【ベストシーン】
真相が半ば明らかになるのに電波過ぎて釈然としない居残り教室のシーン。

6位:『おおかみこどもの雨と雪』
【コメント】
命を背負って、答えのない戦いをして、思いのままにするわけにもいかなくて、結果報われるかも分からない。親には一生追いつけないなぁ、って思わされました。僕の両親も、色々あったけど、間違いなく偉大ですよ。人生見せられて、涙出ちゃいましたね。子育て賛歌。でもこれ親と徹底的にうまが合わない人にはワーストになるかも、なんて、思ったり。
【ベストシーン】
本編を味わった後のエンドロールがめちゃくちゃ染みます。

5位:『エクスペンダブルズ/エクステンデッド・ディレクターズカット』(劇場未公開)
【コメント】
2じゃないんです。ジェット・リーの器まで小さそうなキャラ、プロレスな格闘、良かったなぁ。あと、戦闘シーンでスタローンがガッツポーズしちゃうダサいカットが追加されてるんですが、これが高得点でしたね。
【ベストシーン】
テリー・クルーズの銃が凶暴すぎたシーン。

4位:『アベンジャーズ』
【コメント】
構想が明らかになったときは、ヒーロー集合!なんてよしてくださいよ恥ずかしい。なんて思ってたんですけどね、特にキャプテンなんか浮きすぎでしょ!ってね。僕が間違ってました。ていうかキャプテンがいちばん好きです。
【ベストシーン】
キャプテンが体を張って警官を助けて、無言で説得するところ。これこそヒーローだなあ!って、笑って、泣きました。

3位:『ザ・マペッツ』
【コメント】
マペットの止まった時間にしんみりして、メタなギャグ満載で笑って。すごく幸せな映画ですよ。こういう、純粋な人しか出てこない映画もいいですね。悪役のクリス・クーパーだって、あれはあれで純粋だと思うんですよ。ラップ歌うし。
【ベストシーン】
ジャック・ブラック(本人役)が全国放送で助けを求めたのにガン無視されたところはすげー笑いました。

2位:『私が、生きる肌』
【コメント】
変態。えっちとかじゃなくて変態です。でもすごく洗練されて驚きに充ちてる。視点を誘導するのが、すごくうまいと思いました。異様としか言いようのないハッピーエンドも忘れられません。こんなに驚いた映画はほんと久しぶり。映画に出てくるチンチンハリボテが大きすぎるので、そこだけがっかりです。自分に。
【ベストシーン】
事情が飲み込めたあたり。どうかしてると思いました。

1位:『桐島、部活やめるってよ』
【コメント】
なんでもそこそこ、いいなって言われるけど、そこそこじゃ胸は張れない。どうあがいても桐島にはなれないもの。なんでも、できそうな、気がするだけという地獄。妥協できなきゃ、やってらんない。菊池の「俺は、いいんだよ…」が刺さりましたね。菊池はもしかしたら、薄明かりさすような空の色に朝を期待して、いつまでもやって来ない朝にもがいて終わるんですよ。こんなにも、なんとなくの、悲喜が充満している映画があっただろーか。
映画の登場人物は誰も1等賞を取れないけど1位です!
【ベストシーン】
映画部と菊池の交流シーン。今やっていること、これは何にもならないっていう気持ち。割り切りたいですよ。


以上、ベストテンでした。今年はシュワちゃんの主演復帰作が控えているので筋肉史に残る1年となることでしょう。ではまた、お目に掛かりましょう。
HOME
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。