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2011-02-22-Tue-22:00

【 ドラマ映画 】 『ヒア アフター』★★★

ようやく、映画館に行くことができました。
クリント・イーストウッド監督の最新作『ヒア アフター』を観てきましたよ。これまでに「老い」と「死」を見つめてきたイーストウッド監督がいよいよ「来世」に挑むっ!
旬なイーストウッド先生がアカデミーにそっぽ向かれちゃった、賛否両論の問題作…という認識で観たのですが、ダメな映画なんかではないと思いましたよ。
もの静かで、とってもエモーショナルで、ちょっと変な映画でした。

Hereafter-1.jpg

故人と会話できる男(マット・デイモン)を主役に据えた映画なのですが、胡散臭いオカルト映画にはなってはいませんでした。むしろ、ブライス“くちびる”ダラス“えろすぎ”ハワードにスン止め食らわされて「こんな能力は呪いだ!」と沈むマットの存在は、近く感じることができましたよ。
この能力のせいで畏怖されてマトモに人間関係を築けないマットをはじめ、この映画には、喪失感を抱える人々が出てきます。オカルト要素はさほど強調されず、彼らが闇と向き合い、そこから先に目線を移すことができるようになるまでを描くドラマになっていました。「亡くした人を思うのもいいけどさ、生きてるからには生きてる人と繋がっていかないと始まらないよ!」という話、なのかなあ。あ、ヒロインの抱える闇はちょっと毛色が違うように思いました。臨死体験による価値観への衝撃、からの新たなステップ。ちなみにヒロインってブライス・ダラス・ハワードじゃないんです。残念だけど、あのえっちなお姉さん後半出てこないの!

冒頭の津波シーンは大迫力。導入部として、たいへん良いなあと思いました。これ以降の一切は大人しいのですけれど、イーストウッドが監督と兼ねて担当している音楽が静かに、感情に訴えてきます。優しいギターの音色。

これはーちょっとなー…と思った場面は、幽霊が現世において力を行使するところ。たった1場面ですが、地に足の付いたドラマを硬派に突き通して欲しいかったです。
それが僕にとっての一線だったんです。それができないからマットは絶望的に孤独であるわけですし。幽霊は現世にお触り禁止!
それと、ラスト20秒くらいが、どうしちゃったんでしょう?って思うくらいノリが安っぽくて、ちょっと笑っちゃったのですが、ほんと、アレはどうしちゃったんでしょう?

ちょこっと追記です。

なんでマットはディケンズの大ファンなの?という疑問について。
僕は、孤独に苦しむ主人公を温かい目線で描いた作風や、ディケンズ本人の苦しい生い立ちに、共感や希望を抱いたのかも知れないと思ったのでした。我ながら実に簡単に片付けました。しかし、映画の楽しみ方というのは、非常に多面的で、多様な解釈の余地があります。
これについて、また、「どうしちゃったんでしょう?」なラストについて、非常に面白い解釈をなさっている映画ブロガーの方がいらっしゃったので、ここで紹介させていただきます。
ほんとうにいろんな所を見ていらっしゃって、感服します。ものすごく冒険的な解釈ですが、たとえこれが制作陣に否定されようと、僕はこの読解力に賛辞を送りたいと思います。いやあ、すごいです。そういうの読んじゃうと、僕は噛まずに飲んじゃってる感じで、たいへん恥ずかしいところです。

あ、ちなみにネタバレです。ご覧になった方は是非、下記のブログをご一読頂ければと思います。

坪井俊宏さんの映画ブログ「別の140字」:#136『ヒア アフター』ってこういうこと?

もう一度、観たくなりませんか。
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