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2011-08-15-Mon-16:34

【 サスペンス/スリラー映画 】 『悪魔を見た』★★★★

DVDで『悪魔を見た』という映画を観ました。イ・ビョンホン主演、キム・ジウン監督によるバイオレンスです。キム・ジウン監督は『グッド・バッド・ウィアード』『甘い人生』で冴えたアクション演出を見せてきましたが、本作でもその手腕を存分に発揮しています。

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物語は、恋人を猟奇殺人鬼によって奪われた刑事の、壮絶な復讐劇です。これまでの復讐劇と大きく異なる点は、復讐の鬼となった刑事の陰惨で執拗な暴力にあります。何度も失敗して、または幾多の障壁を乗り越えて、ようやく復讐をとげるといったものではなく、あっという間に真犯人のもとへ辿り着き、しかしあえて殺さず、何度も何度も苦痛を与え続けます。もはや主人公も、犯人と同じ野獣へと変貌してしまっているのです。
この、2人の野獣のコントラストが面白いんです。イ・ビョンホン演じる刑事は、台詞と表情を抑え冷徹さを称え、一方のチェ・ミンシク演じる殺人鬼は血の気が多く、欲望を制御できない獰猛な男。1本の映画にどっちかで良かった悪魔が対峙するという構図にもなっていますから、『エイリアンVSプレデター』みたいなワクワク感……違いますか?でも、争いに巻き込まれた人々が大いに迷惑するところなんかも似てると思うんですよ。

そして、特筆すべきはアクション描写です。蹴飛ばす動作ひとつ取っても、躍動感に充ち満ちていて素晴らしいんです。カメラの引き迫りがたいへん上手!ガラスの小窓の外から(それを意識させないようにしながら)ガラスを頭が突き破るところを撮ってハッとさせたりですとか、窓を破って階下に飛び降りる刑事と一緒にカメラが窓から飛び出したりとか(『ボーン・アルティメイタム』のモノマネだとしても良くできてます)。あと、タクシーの車内をカメラがグルグル回ったりとか、面白かったですね。キム・ジウン監督の次回作はハリウッド、しかも主演は俳優活動復帰第一作となるアーノルド・シュワルツェネッガー!!期待です。
とくに深いテーマ性というか、復讐は虚しいとか、そういったものは感じませんでしたね。でなきゃあんなにカッコ付けて暴力を撮りませんよね。

もう一つ思ったのは、韓国映画的「ご都合主義」が良くも悪くも作用していたことです。韓国バイオレンスって、ちょっと機転利かせば助かるでしょうとか、もうちょっと急げば助かるかもーとかいう状況でも、絶ッッッッ対に酷いことが起こるんですよ!本作後半にまさにそれがありまして、刑事の動きが急にモタモタし始めてからの惨劇なんですね。嫌らしすぎてどうかなーと思いましたね。テンポに違和感を覚えましたし。それと、性犯罪者に復讐するのに、チムコに何にもしないっていうのはどうなんでしょう?下半身が元気な状態で奴を泳がせたりするから、周りの人に迷惑掛かっちゃうんですよ。
と、そんなところもありましたけれど、144分の長尺を飽きさせない快作(怪作?)でした。

お盆休みの過ぎるスピードに驚愕です。あーやだやだ。
では、またお目に掛かりましょう。
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