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2012-10-06-Sat-23:30

【 ドラマ映画 】 『俺たち喧嘩スケーター』★★★★

ショーン・ウィリアム・スコット主演の『GOON』を観ました。
『俺たち喧嘩スケーター』なんていうおバカコメディ系の邦題になっていますが、中身はわりと真面目なドラマ。笑えるシーンもけっこうあるんですけれどね、コメディというには大人しい。いつもエヘエヘ笑いながら人に迷惑をかけるショーン・ウィリアム・スコットも石頭・馬鹿力なだけで良い子(…と呼ぶべきキャラとルックスなんですけどね、三十路も半ばなんですねこの人)。それで期待はずれだったかというと、そんなことはなくて。なかなか響くものがある、頑張るおバカの映画でした。

GOONo1.jpg

ひょんなことからプロアイスホッケーチームへの入団が決まったダグ。氷の上を滑った経験すらないダグに任された仕事は、相手チームのタックルから仲間を守り、時には相手選手を殴り倒す「用心棒」で…というストーリー。
ぶっとんでるようで、実話に基づいた話なんですよこれ。ナニソレいいのって思いましてね、DVD一時停止して調べたんですけどね、アイスホッケーの試合中の「殴り合い」はよく見られる光景らしいんですよ。ペナルティが小さいから暗黙の殴り合いのルール定めて戦略的に喧嘩するところもあるらしいんですね。「素手で勝負すること」みたいな。劇中でも、選手がおもむろにグローブ外し始めたら「さあ始まりますよ!」って、解説さんがもう、試合の一部として実況してるんですね。「強烈なアッパーです!」って。何の試合なんですか。これ、観るのには知っておかないと混乱しますね。

この映画はですね、チームスポーツを扱っているのに、主役のダグに焦点を絞って語られるんですね。これが異色なんですけれど、良かったんです。表情に寄った作りで、コンパクトで、うるさくない。
ダグの家は、父と兄が医者で、自分だけ頭が悪くてのらりくらりしてるのを、すごく気にしてるんですね。いつかは父にほめて欲しいと思ってるんです。そんな自分に舞い込んできた、プロスポーツチームへの入団というチャンスを逃すまいとしがみつきます。チームの雰囲気は決して良くないし、両親は野蛮なプレイにドン引き。それでもダグはチームのために尽くすと宣言するんですね。彼の言葉には偽りがない。純情さが彼の魅力なんですね。
ダグはただ、自分に「役割」が欲しいんですよ。何でもいいから、認めて欲しい。だから、自分を見出してくれたチームにはガッカリされまいとする。父を喜ばせることはできなくても、兄のようにはなれなくても、ホッケーの才能がなくても、自分の存在を証明するんです。切ない!

クライマックスの殴り合いシーンのアップやスローは効果的で、そこらのアクション映画より興奮しました。スケート靴で足元がお留守になるところをカメラワークと編集で完璧にフォローしていました。壮厳なBGMはかっこいい半分、ホッケーはどうしたの!半分で楽しいです。

言葉遣いがひどすぎる友人役にジェイ・バルチェル、ライバルの喧嘩プレーヤーにリーヴ・シュライヴァーなど、脇役の好演も光ります。リーヴ・シュライヴァーは今回も「凶暴なんだけど根は良い奴」でした。笑顔が可愛い。

レンタルのみで、セル版のリリースが未定なのが残念。おすすめです。
ではまたお目に掛かりましょう。
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