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2011-08-12-Fri-21:42

【 コメディ映画 】 『スーパー!』★★★★☆

久しぶりに東京に出まして、『スーパー!』という映画を観ました。
今年の暫定いちばん!僕、こういうヒーロー作品を作りたかったのですよ。ぐあーやられました。奥さんに逃げられちゃった優しいブ男、フランク。奥さんが今一緒にいる奴がヤク中のチンピラだと分かり、「僕が彼女を救わなきゃ!」と立ち上がる…というお話です。

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フランクは、幻覚と教育テレビのヒーローの言葉を原動力に、とことん情けなくて、勘違い甚だしい(ダメな意味で)リアルヒーローとして活動を開始。法が裁かぬ悪を叩く!裁かれる前に叩く!列に割り込む奴もレンチで殴る!更には、倫理観のぶっ飛んだコミックオタク少女が相棒に名乗り出て…。

むちゃくちゃな映画ですよ。その一方で、おっかなびっくり俯き加減に生きてきたフランクに対して、優しい眼差しを向けたドラマも綴っています。このドラマパート、僕も日々無難に無難にって過ごして、問題をなあなあにして平穏のミツをすすろうとしてるクチの人間ですので、たいへん染みたのでした。
そんなふうに生きていたって、「なんでこんな目に?」って思うような事、多々ありますよ。だからって、何も言えませんし、思い切った決断もできません。つまらない現状を守る事で目一杯なんです。でも、そこにどれだけ「自分」が生きているのでしょう。そんなだから、「人生で完璧だった瞬間」なんて生まれないし、コミックで言うところの「コマとコマの間」にうずくまってしまっているんです。

発想を変えるのは難しい事です。初めての一歩を踏み出すのは怖いものです。しかし、この映画でフランクは行動に出ます。正しいかどうかウジウジ考えて結局何もできずにいるよりも、「やってみれば、いつか正しいと分かるかも知れない」と。その一歩が、フランクの心持ちに変化をもたらします。

ヒーローが世界を救うというような映画ではありませんし、ヒーロー行為の危うさばかりが目立つ、かなりブラックなコメディです(いっぱい笑わせてくれるんですよ)。でも、行動の是か非かよりも、思いきってみる事への優しい後押しが印象的で、同系統の『キック・アス』よりずっと真摯なヒーロー映画だと思いましたね。

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▲ケヴィン・ベーコンの突撃!隣の朝ごはん

役者陣も素晴らしかったです。レイン・ウィルソンの自信なさげな表情、エレン・ペイジのガハハ笑い、ケヴィン・ベーコンの軽さ、マイケル・ルーカーのワル過ぎないワル感。素敵でした。

このお盆休みで「人生で完璧だった瞬間」の1コマを増やしたいですね。まず、この『スーパー!』はサイコーでした。では、またお目に掛かりましょう。
2011-05-05-Thu-16:52

【 コメディ映画 】 『ザ・スナイパー』★★★☆

ピアース・ブロスナン主演最新作『ザ・スナイパー』を観ました。
とは言っても5年も前の作品で、ようやくDVDスルーという形で本邦お目見え。ちょっと残念ですが、個人的に最も首を長くして待っていた未輸入作品の一つだったので、手にする事ができてすごく嬉しいです。心の病気を抱える孤独な殺し屋が、平凡なビジネスマンとの友情を(強引に)育むというコメディ。共演は『リトル・ミス・サンシャイン』のパパ、グレッグ・キニアです。

リリース元はなんと、B級C級Z級映画の宝庫アルバトロス。これを知った時は、他に手を出す会社が無かったの…?もしかして相当アレな映画なの…?って不安になりましたね。でもこの映画、地味でユルーいコメディですからね、ヒットしないに決まってるんですよ。無駄に派手な爆発と唐突な恋物語、脅迫まがいのお涙頂戴演出が好きですからね、大衆は。そこでアルバトロスは頑張りました。

別物の映画として宣伝したのです!

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【左】オリジナルポスター【右】ハード・アクションな日本版パッケージ

アルバトロスのホームページでは本作の予告編が視聴できるので、是非ご覧になってみてください。オリジナル予告編と同じ素材を使っているのに渋い映画に様変わりしているので感心しました。でもパッケージ裏にデカデカと「アクション大作!」って書いちゃうのはいけませんね。それじゃ詐欺です。

さて、本編ですが、なかなか面白かったです。ブロスナンの顔芸が炸裂します。すかしたジョークしか言えないわけではなかったんですね。

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僕がコメディにとって大事だと思う「ズレ」または「ギャップ」というものが笑いの主軸になっているので、ニヤニヤ気持ち良く観ることができました。「冷徹な殺し屋のばずなのに寂しがり屋」「一流のはずなのにどう見ても超ズボラ」みたいな設定とか、「ここでそれを言う?」みたいな場面とか。一方で、トッド・フィリップス作品みたいな、単なるトラブルから脱却しないドタバタはあんまり好きじゃないんですよね。余計なことですが。
ただ、「殺し屋の映画なのにアクション・シーンが一切無い!」というのはギャップではなくて、物足りないところ。もっとブロスナンのプロっぽいところを見せてくれた方が、作品の空気が締まりますし、より普段のだらしない姿とのギャップが際立って面白いと思いました。

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「ごめん、やっぱ撃とうとするとパニクっちゃうわ…」
「ふっざけんなよお前ー!何のために僕は連れ回されてんだ!
ほら、もう一息だから頑張って人を殺そうよ……って何を言ってるんだ僕は!」
2011-01-26-Wed-16:20

【 コメディ映画 】 『アダルトボーイズ青春白書』★★★☆

最近、バカだなあとか、頬笑ましいなあ思う映画ばかりを好んで観ています。
このブログではそういう映画しか紹介していない気もするのですが、元々はちゃんとした映画もボチボチ観ているのですよ。広く浅くです。真面目な感想を書くと低脳が浮き彫りになって恥ずかしいので、観てもここに書くか分かりませんけれどねっ。


今回、紹介するのは『アダルトボーイズ青春白書』という映画です。
まずはエンドロールをご覧ください。とっても豪華な顔ぶれなのです。

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アダム・サンドラー、ケヴィン・ジェームス、クリス・ロック、デヴィッド・スペード、ロブ・シュナイダー…という「サタデーナイト・ライブ」(よく知らないけど面白い番組らしいです、コメディ俳優の登竜門らしいですよ)出身のスターが顔を合わせています。面白い人がいっぱい出ている映画なのです。さらに、サルマ・ハエック、マリア・ベロ、スティーヴ・ブシェミといった面々が脇を固めていて、その、素敵ですね!

さっき「真面目な感想書くと低脳が浮き彫りになる」って書きましたけど、そんなことないですね。コメディはコメディで何書けばいいか分かりません。フンギャ!(ギャフンを業界語にして気取ってみました)

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とりあえず、小ネタばかりの映画で伝えにくいのですが、内容について書いてみます。

これが、主役級のコメディスター5人が集まってワイワイ休暇を過ごすだけなのですが、たいへん愉快で楽しめました。5人にはそれぞれキャラが振ってあって、「うわあ、ホントに親友なんだなあ!」って伝わってくるような掛け合いがたくさん見れて良かったです。特に、ロブ・シュナイダーはロマンチスト気取りの役で、他の仲間に散々いじられて半ベソかいたりして、ああ、いるなあこんな奴!って思いましたね。

また、それぞれがそれぞれの家庭環境に難点を抱えているのですが、そんなに重い問題として描かれることはなくて、時には笑いに、時にはユルい物語のスパイスに働いているといった印象でした。「フツー、コメディ映画では中盤に人間関係ギクシャクするのに、この映画いつになったら変な空気になるんだよ!」って思いましたよ。なったらなったで「ああやっぱりーもういいよー」とか思うくせに嫌なやつ!
…っていうかまあ、だいぶテキトーなんですよね。いつの間にか快方に向かっちゃう。それで、終盤のみんなで談話する場面で「色々あるけどね、うん、やっぱ君をすげー愛してるよ」「俺も俺も」「あ、俺もそう」「あらあらまあまあ」って一気にまとめてミゾ修復しちゃうの。

それというのも、主演5人の魅力をできるだけ引き出して純然たるコメディとして描こうという趣旨だからなのでしょうね。だとすれば、その意味においては大いに成功しているのではないかと思います。それに加えて、いいなあと思ったのは、こうした和気藹々とした空気の根底に、深い理解や信頼があるってところ。休暇で普段の忙しい日常を忘れて、改めて家族と向き合う。これが良い意味で素直で、しかも露わになる本音が、優しさに満ち溢れているだなんて素敵だなあと思いました。みんな面白くて、しかもいい人!うちの家族旅行も一度でいいからこんな感じだったら良かったな。

監督は、『エージェント・ゾーハン』(ちょう好き大好き)でもアダム・サンドラーと組んだデニス・ドゥーガン。メイキングとか、音声解説で冗談ばっかり言ってる面白い人で、いたずら合戦とかして遊んで、現場それ自体が1つのコメディ映画みたいになってるんじゃないかな。楽しそう。(『ゾーハン』については後で記事を…)
音楽は、ルパート・グレッグソン・ウィリアムズ。そのミドルネームはまさか、と思って調べたら、同じく映画音楽家のハリー・グレッグソン・ウィリアムズ(トニー・スコット監督のお気に入り音楽家。ゲーム『メタルギアソリッド』シリーズの2以降の音楽も手掛けてる人)の弟さんなんですね。ていうかイケメン兄弟でしたね。写真見てビックリしましたよ。デブで禿(ハゲ)禿(チビ)のヒゲを想像してたのに。
っていうか「禿」って漢字は酷いですね?


なにやら結構書けました。また近いうちに更新できるように努力します。
今年はまだ、映画館に行けていないので、今月中に何か観たいです。

それではまた~
2011-01-19-Wed-11:01

【 コメディ映画 】 『BLACK DYNAMITE』★★★★

ディギッ?ディギッ?(新しく覚えた英語)
こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。早速ですが、

たいへん面白い映画を観ました。

その映画のタイトルは『BLACK DYNAMITE』。黒人刑事「ブラック・ダイナマイト」が活躍するアクション・コメディです。昨年に観ていたら2010年映画ベストテンを間違いなく揺るがしたであろう、お気に入りの一本です。

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主演は、『ユニバーサル・ソルジャー:ザ・リターン』で新型ユニソルを演じ、ヴァン・ダムよりも美しい足技で魅せた(少なくとも僕はウオー!ってなりました。映画自体は残念でした)マイケル・J・ホワイト
僕が一番好きなマイケル・Jはフォックスじゃなくてホワイトです。だって、スケボーの得意なチビ白人よりも空手の得意なマッチョ黒人の方がかっこいいんだもん。
『BLACK DYNAMITE』では、彼が脚本も書いてるんですよ。すごーい!

みんな!黒いホワイトさんを応援しようよ!『BLACK DYNAMITE』の日本盤発売を実現させようよ!(劇場公開しろとまでは言いません。わかってます)

申し遅れましたが、本作の日本盤は発売されておらず、輸入盤ブルーレイで鑑賞しました。日本語字幕が収録されていないので、英語字幕を一生懸命読みながら観ましたよ。黒人さん早口すぎるぜハッ!おおよそ半分しか理解できてないのに面白かったとか言うのかよメーン?

はい、抜群に面白かったです。本当です。

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映像と音楽は「70年代風」にこだわっていて、言ってる事の半分が分からなくても、それだけで十分面白いよ!って断言できるくらい良い雰囲気を纏った映画でした。
画像をご覧いただければお分かりいただけると思いますが、なんにも知らないで観たら、実は2009年製作の最新映画だってことに気付かないままの人も少なからず出るんじゃないでしょうか?
(ポスター、主人公が3人いて小さい乗り物が隅っこにあるなんて素敵)

でも、上手に俯瞰(ふかん)して、確かなコメディになってるんですよね。
アクションの大味な振り付け、チープな合成と小道具、使い回される爆破シーンなどなど、狙ったナンセンスさが非常に心地よく、笑えました。中盤に急展開して、大事な場面をダイジェスト映像ですっ飛ばしちゃったのには驚きましたね。その後はもっともっとトンデモ展開になって滅茶苦茶やるので楽しいです!

black_dynamite_1.jpg

♪ダイナッマイッ!ダイナッマイッ!
(キメシーンの度に流れるブラック・ダイナマイトのテーマ曲)

*IMDbの『BLACK DYNAMITE』情報ページはこちら。
 予告編を観ると、雰囲気がよくわかると思いますよ。
2010-12-11-Sat-22:43

【 コメディ映画 】 ごめんねサンタさん、僕にはサタンさんがいるの!

「あ、サンタさんメリクリー。今年はサタンさんと過ごすからプレゼントそこ置いといてー。」

というわけで、前回に引き続き、クリスマス映画のお話をさせてください。
今日紹介するのは、ハートフル・ラブコメ・バイオレンス・ファンタジー・アドベンチャー。たいへん頬笑ましい映画なのでコメディに分類しました。

プロレスラー、ビル・ゴールドバーグ主演の『サタンクロース』です。

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みんなの知ってるサンタさん、実は1000年前まではサタンとして恐れられていたんです。毎年、12月25日を「虐殺の日」と定めて、どこかしらの町の住人を皆殺しにしていたのでした。
それを見かねた天使は、一勝負を持ちかけました。「僕が勝ったら、1000年間は大人しく、子供達のために働くんだぞ!」それに負けたサタンはサンタ活動を素直に(えっかわいい)続けてきたのですが、1000年目の現代に本性を現したのです!というお話。

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サンタはっぴ脱いだら、レスラーにしか見えないよ!
百聞は一見にしかず、というのはどの映画にも言える事ですが、この映画のかわいらしさを伝えるのは特に難しいように思えます。だからあんまり言う事もないのですけれど…

えっとですね、その、天使が持ちかけた勝負というのが、カーリングもどき(上の写真)なのですが後攻が勝つでしょ!っていう欠陥スポーツなんですよ。この勝負を先攻で受けて、負けて、1000年間を律儀にサンタさんとして過ごして…サタンがよい子なのか悪い子なのかよく分かりません。

むしろ「天使のやつ、イカサマ勝負ふっかけやがって!くされ外道!」と思うわけですが、終盤に同じスポーツで再対決する場面があって、サタンが「今度は俺が後攻ね!」って申し出たら、天使は「うん、いいよ!」ってOKしちゃうんですよ、秘策があるわけでもないのに。天使に悪気はなかったんですね。やっぱり純粋なのですね。


レンタルビデオのお店ではホラーの棚に並んでいますが、そんなに怖い映画ではないですしクオリティも決して低くないので、広くお薦めしたいです。製作は『ラッシュアワー』『X-MEN:ファイナルなんちゃら』のブレット・ラトナーなんですよ!

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ほうら、こんなにかわゆいのよさ!

お供はトナカイじゃなくてバッファロー!この映画、ほんと上手にはずしてきて面白いんですよねー。世にも珍しい「ほっとするバイオレンス」ですよ。おすすめです。

来週にもう一本くらい、クリスマス映画の紹介をしようと考えています。では、お付き合いいただいた方、ありがとうございました。
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